ここでは次のシナリオについて説明します。


アーカイブマネージャ  でドメインのメンバーであるリモートコンピュータを追加します。  アーカイブマネージャ  サーバにログオンするため、リモートコンピュータにネットワークから接続するパーミッションを持つアカウントを使います。リモートコンピュータが追加された後、これをクリックし、通信の確立を待ちます。その後、リモートコンピュータアイコンに黄色い三角が表示されます。  アーカイブマネージャ  下にエラーが短く表示され、ネットワークパスが見つからない、または  RPC サーバ が利用できないと告げられます。 (注:  エラーをもう一度見るには、コンピュータを右クリックして最新の情報に更新します。)  アクション ペインで保護プランを作成するオプションを利用できなくなります。


考えられる原因は次のとおりです。


  • リモートレジストリ  サービスが実行されていない。  リモートレジストリ  サービスのスタートアップタイプは  自動 に設定し、サービスを起動しておく必要があります。  このサービスはシステムをリモートで管理するために必要です。


  • Windows ファイアウォールが  アーカイブマネージャ  サーバとの通信の妨げになっている可能性があります。


  • リモートコンピュータのリモート管理に必要な他のサービスが実行されていないか、正しいパーミッションを持っていない可能性があります。


リモートレジストリ  サービスのスタートアップタイプが  自動 に設定されていて、サービスが実行されているか確認するには、次のようにします。


  1. スタート (または スタート アイコン) をクリックし、  マイ コンピューター  (または コンピューター) を右クリックし、 管理 を選択します。


  1. コンピュータの管理  が開いたら、 サービス セクションを選択・展開します。


  1. リモートレジストリ  サービスまでスクロールし、そのステータス  (開始 になっているはずです) と スタートアップタイプ  (自動 になっているはずです) をチェックします。必要なら、  リモートレジストリ  サービスをダブルクリックし、 スタートアップタイプを  自動 に設定します。 スタート ボタンをクリックします。


  1. もう一度 アーカイブマネージャ  からリモートコンピュータとの通信を確立してみます。  からリモートコンピュータを右クリックし、  最新の情報に更新 を選択します。 アクション ペインに  保護プランの作成  アクションが表示されたら、 保護プランの作成  ウィザードを起動します。表示されない場合は次のステップに進みます。


ファイアウォールが例外を許容することでコンピュータのリモート管理の妨げになっていないことを確認します。


  1. リモートコンピュータで スタートコントロールパネル  をクリックします。


  1. ファイアウォールに次の例外を追加します。 注: いくつかは表示されない可能性があります。このリストは別の Windows オペレーティングシステムによってコンパイルされたものだからです。例外がコンピュータに表示される場合、それをファイアウォールの例外として追加します。表示されない場合は、次のリストの次の例外に進みます。


  • ファイルとプリンタの共有
  • リモート管理
  • Windows Management Instrumentation (WMI)
  • コアネットワーキング


注: これらはグループポリシーレベルで設定することもできます。  グループ ポリシーの管理  で目的のグループポリシーを選択し 編集 を選択します。 Computer Configuration\Administrative Templates\Network\Network Connections\Windows Firewall\Domain Profile  までナビゲートします。  localsubnet の  リモート管理例外を許可する  を有効にします。  ファイルとプリンタの共有の例外を許可する   も同様にします。  ポリシー更新後、 アーカイブマネージャ  を閉じて開き、もう一度接続します。  ドメインコントローラとリモートコンピュータ両方で gpupdate コマンドによりグループポリシーを強制的に更新することができます。リモートコンピュータから例外をマニュアルで設定することもできます。  ファイルとプリンタの共有  は、グループポリシーで無効になっていなければ、 ファイアウォール設定の例外タブから利用できます。 管理者は、リモートコンピュータのコマンドプロンプトで  Netsh firewall set service type=remoteadmin mode=enable scope=all profile=all により リモート管理 例外を設定することもできます。


  1. もう一度、  アーカイブマネージャ  からリモートコンピュータとの通信を確立します。  リモートコンピュータを右クリックし、  最新の情報に更新 を選択します。 保護プランの作成 アクションが  アクション ペインに表示されない場合は、次のステップに進みます。


  1. アーカイブマネージャ  は、現在ログオンしているアカウントの資格情報を使ってリモートコンピュータに接続します。ドメイン管理者アカウントでログオンしているか確認し、リモートコンピュータがドメイン内かどうか確認します。


  1. まだ問題が解決しない場合は、リモートコンピュータのグループポリシー設定で、  ローカルログオン  バッチジョブとしてログオン  サービスとしてログオン  をチェックする必要があるかもしれません。


  1. リモートコンピュータで次のサービスが起動しているか確認します。  リモート プロシージャ コール 、 リモート レジストリ  、 および COM です。  スタート、 実行  をクリックし、 services.msc と入力して OK  をクリックします。 サービスを検索し、起動しているか確認します。


  1. WMI テスター で  WMI リモート接続をテストします。  アーカイブマネージャ  サーバで スタート、 実行  をクリックし、 WBEMTEST と入力し、  \\<コンピュータ名>\root\cimv2 など、ネームスペースとの UNC パスによりリモートコンピュータとの接続を試み、 接続  をクリックします。 エラーメッセージが表示される場合は、 DCOM がリモートコンピュータで実行されているか確認し、  DCOMCNFG に対する DCOM パーミッションをチェックします。  スタート/ファイル名を指定して実行 で dcomcnfg を入力し OK をクリックします。 dcomcnfg で  マイ コンピュータ/プロパティ/既存のプロパティ  とナビゲートし、 DCOM が有効になっているか、 接続 と 識別 のセットで確認します (変更があれば再起動が必要です)。  COM セキュリティ タブで  起動 と ライセンス認証 のパーミッションを確認します。  アーカイブマネージャ  サーバにログインしたアカウントには   リモートからの起動  と リモートからのアクティブ化  のパーミッションが必要です。  必要に応じてアカウントを追加し、パーミッションをチェックします。