複数のリムーバブルディスクカートリッジで貴重なデータを保存するのがベストプラクティスと考えられます。カートリッジローテーションでは、アクティブなカートリッジをカートリッジドックから削除し、別のカートリッジをセットし、削除されたカートリッジを、次のローテーションを行う準備ができるまで、オフサイトの安全な場所に保存します。このソフトウェアは、ユーザがカートリッジのローテーションを忘れないようにリマインダを作成します (ローテーション タブ)。ソフトウェアにより、ニーズに最適なローテーション方法を事実上どのような形でも柔軟に設計することができます。


カートリッジ ローテーション法は、ニーズに対して十分と思われるカートリッジの数だけをもとに設計することもできます。たとえば、ローカル ハードディスクのデータをすべてカートリッジに保存する "すべて" 保護プラン (開始タブ)  を作成できます。次に、保護プランを実行する日ごとに別のカートリッジを使用し、システムの完全なバックアップを毎日作成します。別の案として、3カートリッジのローテーション法が考えられます。これは、バックアップサイクルの最初と最後の日に、それらの日専用のカートリッジを使い、3つ目のカートリッジはそれらの間の日に使用するというものです。


ローカルとネットワークのシステムに保存したファイルのタイプをもとにカートリッジ ローテーションを考えることもできます。特定の保護プランに対して特定のカートリッジを指定します。これは、 カートリッジが自然に2つ以上に分けられる複数のタイプのデータがある場合に便利です。たとえば、音楽、画像、ビデオなど、大量の固定コンテンツデータがあれば、それらのタイプのファイルを保存することを目的にしたカートリッジを使用します。これらのファイルタイプをどのくらいの頻度で追加するかによりますが、このカートリッジを使用するのは週1回かそれより少ないでしょう。他のカートリッジは動的コンテンツのファイルに使用できます。あるカートリッジはカスタマ A ~ L 用、別のカートリッジはカスタマ M ~ Z 用などです。