"カートリッジ ユーティリティ" ドロップダウン メニューでは、カートリッジのイジェクト、消去、暗号管理が行えます。 


カートリッジをイジェクト


カートリッジをドックからイジェクトするには、 "カートリッジ ユーティリティ" ドロップダウンメニューをクリックし、 "カートリッジをイジェクト" をクリックします。 この操作は、保護プランが実行されているか、復元が行われているときは起動しないでください。

(ドロップダウンメニューの項目はまた、 "使用可" カートリッジを右クリックしても使用できます。)

カートリッジはまた、ドックのフロントパネルのボタンを押してもイジェクトできます。 フロントパネルボタンは、ドック LED が点滅している場合は押さないでください。この LED はデータが転送中かもしれないことを示します。 LED の状態について詳しくは、ドックのマニュアルを参照してください。



カートリッジがイジェクトされると、カートリッジステータスパネルのステータス欄は "使用可" から "オフライン" に変わります。



カートリッジを消去


ソフトウェアによってカートリッジに保存されたデータをすべて削除するには、 "カートリッジを消去" 操作を行います。この操作は、 保護プランによって カートリッジに保存されたデータをすべて削除します。この操作を選択する場合、 保護プランで保存したデータを復元することはできません。



確認ダイアログで "はい" をクリックすると、カートリッジ消去操作により Windows フォーマットダイアログが開きます。 "クイックスタート" オプションをクリックし、 "開始" をクリックします。次のウィンドウが表示されたら "はい" をクリックします。フォーマット操作が完了したら "閉じる" をクリックします。ソフトウェアは消去操作を終了し、"新規メディア" ダイアログが表示されます。



カートリッジに保存された保護プランは "最後の実行 . . ." テキストを表示しなくなります。結果ページには、 カートリッジを使用した保護プランの結果は表示されません。 エクスプロアページは、 カートリッジに保存された保護プランを表示しません。



ストレージ容量を増やす必要がある場合は、保存したデータを消去する代わりに新しいカートリッジを購入することをおすすめします。



暗号管理


ソフトウェアは、 Windows 暗号化ファイルシステム(EFS)により暗号化機能を提供します。 ソフトウェアは、ユーザが PC で暗号化したファイルをバックアップ・復元し、ユーザはカートリッジ自体を暗号化することができます。 ソフトウェアを使ってカートリッジを暗号化すると、保護プランのすべての内容が暗号化されます。ここでは、ソフトウェアを使ってカートリッジを暗号化する方法について説明します。


暗号は、データにアクセスしてほしくない人がアクセスし読み取ることを防ぐパワフルなツールです。カートリッジを暗号化するかどうか決める前に、 Windows EFS (暗号化ファイルシステム) の動作を理解することが大切です。 EFS を正しく理解していない場合、データを正しく復元できない可能性があります。 EFS の主な情報源は Microsoft リソースキット、製品のマニュアル、ホワイトペーパー、知識ベースの記事です。 EFS について情報を集めるため、ブラウザで Microsoft 知識ベースを検索し、Microsoft ホームページで「サポート」「知識ベース」をクリックし、 "暗号化ファイルシステム" を検索することをおすすめします。



暗号を有効にする


カートリッジの暗号は、 カートリッジの保護プランを実行する前に有効にする必要があります。 カートリッジの暗号化を設定するには、カートリッジ ボタンをクリックしてから、暗号を設定したいカートリッジをクリックし、次に「編集」ボタンをクリックします。


次の画面が表示されたとき、「暗号」タブをクリックし、チェックボックスをクリックしてカートリッジの暗号を有効にします。 "このカートリッジの暗号を有効にする" テキストとチェックボックスが無効になっている場合、このカートリッジの暗号は使用できません。 カートリッジは保護プランにすでに使用されているか、またはカートリッジを使用できません。 アラートについては "アラート" ボタンをクリックしてください。


カートリッジの暗号化に伴うユーザ名に注意してください。このユーザ名は、 暗号化されたカートリッジをバックアップ、チェック、検索、復元するためコンピュータにログインしたユーザなければなりません。別のユーザ名を指定して暗号ユーザとして使用するには、 "ユーザを変更" リンクをクリックします。 "OK" ボタンをクリックして設定を確認し、カートリッジの暗号を有効にします。 カートリッジを暗号化しない場合は、"キャンセル" ボタンをクリックします。



EFS 証明をエクスポートする


暗号キーを他のユーザと共有するか、暗号キーを他のマシンにインポートすることが必要になるかもしれません。 カートリッジを暗号化したコンピュータとは異なるコンピュータからの、暗号化されたカートリッジからデータを復元したい場合、暗号キーをエクスポートする必要があります。暗号キーをエクスポートするプロセスを始める前に、 EFS のベストプラクティス、暗号キーのエクスポート、インポート、およびリカバリエージェントのバックアップに慣れておくことをおすすめします。必要になるのは、 CD、USB フラッシュドライブ、フロッピーディスク、またはエクスポートされた暗号キーを保存する他の方法です。


暗号ユーザとしてログインしているか確認します。 開始メニューと "実行" をクリックします。 テキストボックスで "certmgr.msc" と入力し、 "OK" ボタンをクリックします。 次に示すように "証明" ウィンドウが表示されます。


ツールバーの "ヘルプ" アイコンをクリックし、 暗号化ファイルシステムの暗号に使用される証明とキーをエクスポート、インポートする操作についてのヘルプをチェックします。ヘルプの左パネルで "目次" タブをクリックし、 "証明" というタイトルをクリックします。右パネルで "方法" リンクをクリックします。


"証明のインポート、エクスポート" リンクをクリックします。 ヘルプに従い、証明と秘密キーをエクスポートします。対応するウィンドウで要求されたとき、 "強力な暗号" を選択し、秘密キーは削除しないでください。


"完了" ボタンを選択すると、証明と秘密キー (.pfx ファイル) を、暗号化されたカートリッジにアクセスしたい新しいコンピュータに持ってくることができます。証明は新しいコンピュータにインポートする必要があります。 .pfx ファイルを新しいコンピュータにコピーした後、 .pfx ファイル をダブルクリックして証明をインポートし、画面の指示に従います。これで新しいコンピュータから暗号化されたカートリッジのファイルにアクセスできます。